Meta Quest HDMI LinkとGUERMOK USB 3.0 HDMI to USB C オーディオ キャプチャ カード

Meta Quest 3をセールで購入して1ヶ月弱ほど経った8月の半ば、Meta Quest HDMI Linkというアプリが公開されました。

簡単に言うと、USB UVC規格のHDMIキャプチャデバイスから取り込んだ映像をMeta Questの空間上に表示できるというアプリで、Meta Questが何でも表示できるヘッドマウントディスプレイになります。昨年、iPadOSがUSB UVC規格に対応して「iPadがディスプレイになる」と話題になりましたが、同様の仕組みがMeta公式からMeta Questシリーズ向けに提供された、という形です。

手元のUSB UVC規格のデバイスをいくつか試してみましたが、相性があるようでフレームレートが全然出ないのがあったり、別のものだと30fpsで取り込めるもののゲームプレイには厳しかったりしたので、X上で1080p60fpsで取り込めるという情報のあったデバイスを買ってみました。

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実際に購入したキャプチャデバイスを使ってMeta Qeust HDMI Linkを使用している画面のキャプチャが下のもの。画像はMeta Quest 3のカメラアプリで撮ったスクリーンキャプチャになります。

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これは通常サイズ表示でグランツーリスモ7をプレイしているもので、イメージが湧きにくいですが、これでも目の前に40インチのモニターを置いたくらいの大きさで表示されていて、それなりに迫力があります。このキャプチャでは撮影用に仮想背景を表示していますが、パススルー(外の風景を透過するモード)で使用すればゲームコントローラーやリモコンなども違和感なく使うことが出来ます。

さらに、全画面表示モードにしたのが下の画面キャプチャ。

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これだと体感的には数m先に100インチくらいの画面が表示されている状態になります。VRヘッドセットとしてヘッドトラッキングが動作した状態で巨大なモニターが視界に表示されているので、コース図を見るために右上を向いたり、左にカーブしたら視線を左に動かしたりと、普通にゲームをプレイするだけでも一般的なTVやモニターでのゲームとは違う体験ができます。

また、このUSBキャプチャデバイスはいわゆる「怪しい中華系デバイス」なので、HDCPは無視してしまうようで、BDレコーダーを繋げばテレビ放送や録画番組も普通に見れてしまうし、FireTV StickやChromecastを繋いで大画面で動画配信を見ることも出来ます。Meta Quest上にも動画配信サービスのアプリがありますが、背景をパススルーして大画面で表示できなかったり制限もありますので、場合によってはアリな選択。

狭い書斎スペースでもMeta Quest 3を被れば100インチクラスの大画面で様々コンテンツを楽しめるMeta Quest HDMI Linkは、自分にとってMeta Quest 3のキラーアプリの1つになっています。