普段、PCで音楽を聴くときはイヤホンなんですけど、たまにはスピーカーで音を聴くこともあります。
これまではOlasonic TW-D7OPTを使っていたんですけど、音の面で正直あんまり気に入ってなかった。何がいけなかった、っていうと、角が立つような気がしますが、おそらく用途が合ってなかった。
TW-D7OPTはテレビ用のスピーカーなので、それなりに広い空間で使ったときにその真価が出るのだと思うんですが、僕が欲しかったのは「低音量でなおかつ、近距離で聴いて音が良いスピーカー」だったのです。音の広がり、のようなものがTW-D7OPTの持ち味だとすると、ニアフィールドなリスニングには適していなかったのではないか、と今となっては思っています。
そんなわけでPC用のニアフィールドなスピーカーを色々探していたんですが、なかなか決断できなかった。そもそも、買うための用件として、高さ20cm以下、というのがあり、選択肢が悪い意味で狭まる。
この20cm、という制限は最初に貼った写真のように、ディスプレイアームに吊ったディスプレイの下の空間に配置できる、という前提でのもの。ディスプレイが1台ならディスプレイの横に置けば良いんですけど、2台となるとスピーカーはディスプレイの下に配置できなくてはいけません。
オーディオ好きな人がPCに小型のブックシェルフスピーカーを配置しているのは結構見ますが、どれも高さが25cmくらいはあってちょっとサイズオーバー。高さ20cm以下となると途端に選択肢が狭まる。
悩みに悩んだんですが、結局買ったのは1万円程度のアクティブスピーカーでの「定番」、FOSTEX PM0.3。
きっかけになったのは同じFOSTEXのDAC兼ヘッドホンアンプのHP-A4。このHP-A4のラインアウト出力って、可変出力なんですね。つまり、ボリュームと連動するわけです。
PM0.3はボリュームが背面にあるので、そのままだと使い勝手が悪いわけですけど、可変出力のHP-A4との組み合わせだと非常に相性が良い。PM0.3のボリュームは基本的にいじらないで、HP-A4の方で音量を調節する、と。
ラインアウトが固定出力のDS-DAC-10では決断までいたらなかった。DS-DAC-10を使っていたときは、前面にボリュームがあって音が良いスピーカーを探していた。コンポと超小型のパッシブスピーカーの導入すら考えていました。
考えてみると、HP-A4の可変出力はPM0.3など同社のアクティブスピーカーと組み合わせることを想定した仕様なのかもしれないですが、ちょっと良いアクティブスピーカーを買うときには、スピーカーのボリュームの位置、出力する機器のラインアウトの仕様は要注意だと思います。
次回はあんまりうまく言葉に出来る自信がないですが、音質編。