オリンパスプラザ東京でOM-D E-M1を触ってきた。

都営新宿線小川町(もしくは東京メトロ丸ノ内線淡路町駅)のエレベータ出口を出たら、目の前がオリンパスプラザ東京でした。たまたまOM-D E-M1の先行展示をやっていたので触ってみました。

、、、と書き出しつつ、実機の写真はないです。

周りは新型ハイエンドのフィーリングを確かめる熱心なフォーサーズおよびマイクロフォーサーズユーザばかりなのに、僕が持ってたのはNEX-6+SEL1670Zであり、もしそれを鞄から出そうものなら、その瞬間に周りのユーザや展示員の目は敵意に変わり、手に持ったZUIKOレンズの砲塔を向けられ、「HOLD UP!」とか言われかねないわけで、チキンな僕はEマウントユーザであることを隠しつつ、慣れない操作方法に戸惑いつつ、オリンパスの新型を触ったのでありました。

以下、触った感想を書いていきますが、今は完全にEマウント贔屓なので、これっぽっちも公平に触ることができていないことを先に断っておきます。

OM-Dシリーズの初代機であるE-M5はそのサイズ感にやられて、いいなぁ、と正直に思ったのですが、E-M1はかなり普通のAPS-Cデジタル一眼レフのサイズに近づきました。

それでも他社のデジタル一眼レフの入門機よりも小さいサイズがハイエンドなのですから、やはりセンサの小ささは偉大ではあるのですが、ちょっと中途半端だなぁ、とも思います。ここまで高機能でゴテゴテとスイッチが付いているのなら、もう少しボディが大きくても良い感じがします。例えば、もう少し縦長にして「ハイエンド一眼レフの縮小モデル」っぽくするとか、もう少し工夫のしようがあったと感じます。必死に高機能・高性能を押し込んだ感が強くて、あまり美しくないボディだと思います。

ボディには新型のM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROが付いてました。24-80mm相当で全域20cmまで寄れるのも使い勝手が良さそう。フォーカスリングは前後に動くようになっていて、電子制御ではないフォーカシングが可能。このギミックは楽しかった。サイズ感的には手ブレ補正なし時代のAPS-Cのレンズメーカー製大三元ズームを思い出す感じ(手ブレ補正が付いたらみんな500g台になってしまった)。他社の純正大三元ズームレンズの「小型化など知ったことか!」という感じの長さ、太さからするとだいぶ控えめな印象。寄れることやフォーカスリングのギミックも含めて、やや王道を外してる感じは受けます。

あと、センサが小さい以上仕方ないのかもしれませんが、シャッター音はやっぱり軽いなぁ、と思いました。シャッター音は、ソニーとかだと力の入ったモデルはそれっぽい音を「鳴らして」きますから、そういったメーカーと比べると実用本位なメーカーなのですね、オリンパスは。EVFソニー有機ELファインダーの方がいいなぁ、と思ってしまいました。色についてはメーカーの考え方に寄るところもありますし、精細感は同等、と感じましたが、やっぱり応答性の良さでは液晶は有機ELに勝てない感じ。

まとめとして、OLYMPUS PEN E-P5やOM-D E-M5でコンパクトなボディに上質感を上手く入れてきたオリンパスからすると、E-M1と12-40mm F2.8 PROは色々と中途半端な気がします。フォルムがやっぱりハイエンドっぽくないんですよねぇ。まあ、あくまで見た目的な話であって、画質はまた別問題なのですが。