JJC ジェイジェイシー Z-S16-50 SONY PZ16-50mm(SELP1650)専用オートレンズキャップ ブラック

3月半ばに突如発表されてEマウントユーザ内で話題になったAPS-CマウントのキットレンズSELP1650の自動開閉キャップ。

当初はオリエンタルホビーの直販限定で、なおかつ初回ロットはすぐに売り切れてしまったのですが、他の方のレビューを読んでから調べてみるとヨドバシ.comでの取り扱いがある!…ということで買ってみました。

自動開閉の機構などについては既にレビューがあると思いますので、ブラックのSELP1650に付けたときの写真と使用感を中心に。
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ローレットの加工精度や質感は異なりますが、取りつけたときのデザイン的な一体感は素晴らしいです。若干口径は大きいですが、ぱっと見はコンパクトデジカメのレンズカバーと同様の見た目です。

厚みも5mmくらいで通常のレンズキャップとほとんど変わらないので、サイズ的には大きくなった感じはなし。全長で見ると、レンズフィルター+レンズキャップよりも短くなります。使用時はプロテクターを含めたフィルターが使用できなくなります。

電源を入れるとカシャッという気持ちの良い音とともにレンズカバーが開いてレンズが出てきます。
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なお、レンズカバーはズームリングにスイッチを押しつけることによって閉じるので、電源を切るときはレンズキャップとズームリングの間に手を挟まないように注意してください。

使い勝手も素晴らしい。これはソニーさん純正オプションとしてそのまま売るか、標準付属するかすべき、というくらい良いです。今日一日家の中で使ってみましたが、使うまでの1ステップがなくなることでカメラの使用頻度が上がりますし、コンデジと同じ感覚で使えるようになります。

ただ、SELP1650の画質やレンズそのものの暗さを考えると、1インチクラスのハイエンドコンデジなどと比べたときのアドバンテージって何だろう?というのは少し考えてしまうところがあります。暗所対応性能、という観点ではほとんど差がなくなってしまいますし、妥協してコンパクトさを目指したSELP1650の画質には厳しいところもあります。ボディの大きさを生かした動作の快適さやAFの速度や精度、センサの大きさを生かしたボケ、などがアドバンテージになるでしょうか。

自分の環境だとCOOLPIX P340とどちらを持ち歩くか、となるわけですが、ちょっと悩みますね。
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SELP1650を愛用している人は、悩まず買え!っていう一品なのは間違いありませんが、そうでない人(普段はSEL1670Zをメインにしている人とか)は他のレンズ・カメラと比較しつつご相談、という感じでしょうか。