Starっていう名前なんか聞いたことあるなぁ、と思ったらこれ↓の成果なんですね。
Star Projectと呼ばれていたものの成果がやっと出た、ということでしょうか。ただ、公開されたAPIの仕様を眺めてみると、これまでのDoJaとほとんど変わらないように見えて、他のキャリアが採用してくれそうな気が全然しません。
で、Starプロファイルの公開と同時にわかったことは、「iウィジェットはiアプリである」ということ。DoJaがStarに改められたのは、どちらかというとiウィジェットのため、という感じがします。Starプロファイル導入の肝は、複数のアプリを同時に起動できるようにするためのアーキテクチャの変更なのではないでしょうか。
大変なのはわかりますが、その成果はユーザエクスペリエンスという面では非常に地味です。第一世代のStarプロファイルで出来ることがDoJaとそんなに変わらないように見えるのは、アーキテクチャの変更がいかに大変だったかを物語っているのかもしれません。Starプロファイルが本当にすごいかどうかは、これからの拡張にかかっていると言えそうです。
しかし、携帯電話向けウィジェットとして、他のキャリアがブラウザメーカーのXHTML+JavaScriptで作られたウィジェットの仕組みをほぼそのまま採用したのに対し(auはOpera、ソフトバンクはNetFront)、ドコモはJavaベースのウィジェットかぁ。
やっぱりドコモはすごいなぁ、と組込みJava関連に関わっていた人間として感心する反面、ユーザーとして「で?」とも思ってしまいます。他のキャリアのウィジェットよりすごいことができる「可能性」は持ってるはずですが、出てくるウィジェットで違いを出せるかどうかはちょっとわかりません。