LifeTouch NOTEを買った

今日発売のWi-Fiモデルのうち、上位モデルのチョコレートブラウンを。

発表直後の記事でキーボードの品質に対する不満が出たり、高性能なTegra2を採用する以外は基本的にコストを意識したハードウェア構成であることなど、モバギの再来、という触れ込みの割にはどうもケチがつきがちなLifeTouch NOTEですが、結局発売日に買ってしまいました。

不安だったキーボードの品質については、まあ、批判が出るのもわからなくもないですが、目くじらを立てるほど悪いわけでもない、というところでしょうか。僕は問題なく打てます。特殊な配列、ディスプレイ側の方が重い重量バランスなども、過去の小型クラムシェル機では良くあったことですし、この手のデバイスに手を出す人には「わかってる」ところなのではないでしょうか。ただ、同じようなサイズのVAIO Pと比べるとキーボードの構造、キーピッチなどの関係でタイプミスは多くなると思います。このあたりは製造コストの差がモロに出てるところ。OSとAtom Zのバランスの悪さを除けば神機だったよねぇ、すごいなぁVAIO P。

元々キーボードで操作することをあまり想定していないAndroid OSであること、さらにタッチパネルが静電容量方式ではなく感圧式であることもあり、一部操作がやりにくいこともあります。特に画面上部から引き出すように操作して出す通知領域表示は苦手。ブラウザなどのスクロールについては、感度の調整がちゃんと行われている感じはありますが、感圧式の限界は当然越えられず、スムーズにスクロールが出来るとは言えません。

動作速度は高性能なTegra2を搭載しており、ディスプレイの解像度も800x480ドットと低いこともあって、ものすごくサクサクです。使っていて処理がひっかかるということはほぼ皆無。重いWebサイトのレンダリングも速い。これが今年の半ばにはスマートフォンに載って登場してくるかと思うと、ワクワクします。

動画再生も非常にスムーズ。Dolphin Browser HDを使用すればシングルコアスマートフォンにとって鬼門とも言えるニコニコ動画も快適に再生できます。ARM+Androidの端末でニコニコ動画弾幕がスムーズに再生される様は結構衝撃的です。ただ、FlashAndroidの操作における親和性の低さはどうしようもなく、Flash中のオブジェクトへのタップ、Flashオブジェクトにフォーカスが移ってるときのスクロール、拡大縮小などはかなりやりにくい。ジョブスの判断の正しさを改めて実感します。

僕にとっては初めてのAndroid端末であり、サイズ感やキーボード品質にも大きな不満はないので、買う前にネット上の情報でさんざん脅された割には満足度が高いのですが、普通の人にはあまりオススメできないです。ちゃんとCTS通っててAndroidマーケットが使えて、高性能なTegra2が載ってて、回線などの縛りがなくて45000円ポッキリだと思えば、非常にいいオモチャだと思いますけどねぇ。飽きたら会議メモ打ち端末に使えばいいし。

内蔵のライフノートははてなに直接投稿できないので、Evernote経由でPCからの投稿とはなりますが、これまでの文章は全部LifeTouch NOTEで打ちましたし、編集も快適に行えましたことを最後に書いておきます。