実は、SEL1670Zレビューで撮影した画像は歪曲収差補正だけ入っていません。どうしてわからないけど、なんかオフになってた。
気付いてからはずーっとNEX-6の3つのレンズ補正(周辺光量、倍率色収差、歪曲収差)をオンにしてるんですが、格子状のモノ(KITTEの吹き抜け)を撮影するときに、ふと「レンズ補正ってどれくらい効いてるんだろう?」と思ったので、試しに切って撮影してみました。
試しにちょっとやってみただけなので、三脚立ててないので撮影位置がずれてるとか、露出が違うとか、そういうのはご愛敬で。
結構違いますね。ツァイス純正のTouitもレンズ補正を前提に設計されているそうですが、このSEL1670Zも同様と言えそうです。歪みもそうですが、周辺減光も結構補正されているのがわかります。最新レンズを使いたい場合、補正が効かないNEX-5はいい加減が買い替えが必要、ということでしょう。
SEL1670Zについては発売当時に周辺減光や画質について一部批判がありましたが、補正がかかってない状態のもの、という観点で見ることも可能かもしれません。
望遠端を中心に、周辺が少し眠たい感じがするのは実感としてあるのですが、こういうときに対抗馬として出てくるズームレンズって望遠端が80mm相当のものが多いんですよね。20mmも違えばそりゃ当然だろ、という感じがするわけです。まあ、ズームレンズの端って、画質に関係なく、あれば使う、ものなので、画面端の荒れを許せないので望遠側を抑える選択もあったはず、ということでしょう。
僕は多少難があっても望遠が長い方が嬉しいんですけどね。過去にSIMGAのAPS-C大三元を買って、望遠側が短くて使いにくいなぁ、と思ったクチなので。
今度はNEX-6の高感度耐性をチェック。普段はなるべくISO1600までで使うようにしてますが、一度くらいはISO25600まで試しておこう、という趣向。レンズはSEL1670Z。明るい被写体でISO6400とかに上げても仕方ないので、地下鉄のトンネル、という真っ暗な被写体にしてみました。
ISO25600はさすがに使いたくないですが、ISO12800までは使い道がありそうです。手ブレ補正の効きも考慮すると、こうやってトンネル撮影するのも楽しいかもしれませんね。楽しみ方としてはジャンクションに近いものがあると思うんですよ。