MDR-EX90SLとMDR-NC22の装着方法

外で使うイヤホンとしてソニーMDR-EX90SLとMDR-NC22を使ってる。

片方は開放っぽいカナル型イヤホン、もう一方は密閉型のノイズキャンセリングイヤホンだが、耳に触れる部分の形状的にはほぼ一緒。最近のウォークマンを買うと、ほぼ同じ形状のイヤホンが付いてくる。

MDR-EX90SLの方はかれこれ1年半くらい使っているが、こいつらの装着方法は実はむずかしいことにやっと気づいた。

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このシリーズのイヤホンは柔らかいイヤーピースを使用することで快適な装着感を提供するのだが、低音と遮音性についてはスピーカーユニットが付いてる部分がどれだけ耳の穴に密着しているかが勝負なのである。

一般に、遮音性の高い高級カナル型イヤホンはイヤーピース自体が耳の穴と密着することで高い遮音性を実現するが、この場合ケーブルの音や振動を拾いやすくなる。耳の穴への圧力も高くなり、疲れやすい。ソニーのイヤホンでは遮音性確保の役割をイヤーピースだけでなくユニット部分にも持たせることで適度に高い遮音性と装着感の良さを両立している。低音もイヤーピースではなく、ユニットを耳に密着させることで伝えているようだ。

つまり、通常のカナル型イヤホンのようにただ耳に深くつっこめばいいわけではなく、各人の耳の形状に合わせてスピーカーユニットが付いている部分がなるべく耳の穴にフィットする状態を探し、その状態で固定する必要がある。これを守らないと低音が出ないし、遮音性も下がるのでノイズキャンセリング性能もがた落ちになる。

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人によっては耳が小さかったりして、強引につっこめば万事OKということもあるのかもしれないが、僕の場合、思いっきりつっこむと隙間が出来てしまって音が抜けてしまうため、微調整が必須だ。装着が決まったときと決まってないときの落差はかなり激しい。