WindowsのSyncToy 2.0の動作はおかしいと思う

Microsoftが配布しているSyncToyは、同期するファイルなどを細かく設定できるようになっていますが、arRsyncと比較して

  • Destination側のフォルダ内でのファイル操作が反映されない!

という決定的な差があります。これ、どういうことかというと、例えば同期をしたあとDestination側でファイルを削除し、もう一度同期をしてもDestination側で削除したファイルをSource側にコピーしようとすることはありません。

なんでこうなるのかは最初全くわからなかったんですが、どうやらSyncToyは内部で同期の履歴を持っており、その履歴に従って動作しているような感じなのです。つまり、初回以外はDestination側を見ておらず、Source側の現状とアプリが持っている履歴からファイル操作の方法を決定していることになります。これでは、Destination側でなんらかのファイル操作をされてしまうと、どうしようもなくなってしまいます。

SyncToyを利用する場合は、このような実装上の違いに注意して使う必要があります。Destination側のファイルが他のPCなどによって操作される場合には使用しない方がいいでしょう。