僕は、MacとWindowsを併用しているため、Synergyというアプリを愛用しています。
基本的には、Macをサーバに、Windowsをクライアントにして使っています。Mac側にキーボードとマウスを繋いでおき、MacからWindowsを操作するわけです。
Macの「英数」と「かな」のキーコードが飛ぶように、Mac側のサーバはSynergyKM - Mac日本語キーボード対応版、Windows側のクライアントは1.3.1のMacからWindowsを操作するとき専用を使っています。Mac側はLeopardの時代、Windows側はXPの時代のもの。特にWindowsはVistaでユーザーアカウント制御(UAC)が導入されて以降、不自由を強いられています。
Windows 7のときは、結局のところ、ログイン時だけ物理キーボードを用意してパスワードを入れれば、あとはUACをオフにしておくことで、ほとんど困りませんでした。
で、Windows 8 Consumer Previewです。Windows 7のときと同じように設定しても、互換モードのアプリとか、管理権限が必要な機能とかが操作不能になります。
そこでまず、SynergyそのものをXPの互換モードで動かしてみました。
操作不能にはならなくなり、これで互換モードで動かしているだいなファイラーが使えます。素晴らしい。
すると、今度はSynergy上でパスワード入力後に自動起動するに設定しても自動起動してくれません。互換モードってほとんど管理者権限で動かすのと一緒なんですけど、互換モードだと自動起動が有効にならないらしい。
そもそも、Windows 8 Consumer Previewではデスクトップを開くまでスタートアップが動かないとか、笑っちゃいます。
結果的に、どうしたというと、以下のような感じに。まあ、すごいダサいんですけど、これでなんとか使えるかなぁ。
ログイン時やCTRL+ALT+DELしたいときは物理キーボードを繋ぐ
残念ながら、ユーザーアカウント制御(UAC)導入以降、ログイン時のパスワード入力やCTRL+ALT+DELしたいときには物理キーボードが必要です。僕は次のUSB切替器を買っています。
SynergyをXPの互換モードに設定する(synergyc.exeを互換モードにすること)
Windowsをクライアントにしたいので、クライアント時の実行ファイルであるsynergyc.exeを互換モードにしないとダメです。
synergyc.exeのショートカットを作ってスタート画面に登録、ログインしたら最初にクリックして手動で起動する
自動起動してくれないし、どうせログイン時にマウスとキーボードを繋いでいるので、そのままsynergyc.exeを自分で起動してしまうことにしました。
で、ショートカットを作るわけですが、リンク先を「"C:\Program Files (x86)\Synergy\synergyc.exe" --no-daemon --debug WARNING --name (クライアントのマシン名) (サーバのマシン名):(ポート番号、デフォルトは24800)」みたいにしておきましょう。後ろのパラメータが重要です。