10ヶ月くらい前にスティック型のAndroid端末を購入しました。
- AndroidはSTBの夢を見るか?〜Rikomagic MK802IV購入その1〜 - 寒らふの光と影(Saburahu’s Diary) -3rd Edition-
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僕が買った端末(というかロット)は外れだったようで、無線は全然飛ばないし、Bluetoothは実用的に動かない。期待していたSoCのRK3188も、フルHD解像度のディスプレイで快適にAndroidを動かすには力不足だった模様。動画も滑らかとは言い難く、レンダリングも汚い。
突然起動しなくなって、Firmwareをリカバリしても途中で止まってしまい、2ヶ月間くらいフリスクになったり、バージョンアップしたらFullHDレンダリングになってやたら画面が綺麗になったけど動作は引っかかりがちで、次のバージョンでは元に戻ってまた汚くなったり、中華クオリティも体感。
基本的にはタブレットのUIベースで動くんですが、インストールできるアプリは少ないし、同時期のハイエンドAndroidスマートフォンと比べるとすごい遅い。これはダメだよなぁ、というのが結論。
で、Amazon Fire TVの発表です。
- Amazon、メディア・ストリーミング・サービス、Fire TVを発表―セットトップ・ボックスは99ドル | TechCrunch Japan
- Amazonの新メディアプレーヤー、FireTVを使ってみた | TechCrunch Japan
- AmazonのFire TVをApple TV, Google Chromecast, Rokuと比較してみた | TechCrunch Japan
基本的にはAndroidベースで、Google TVがやって失敗した道をそのまま進むことになるのですが、Amazonはとにかく速さと性能、そして安さでアピール。SoCはSnapdragon S4 Pro(APQ8064)。フルHD解像度を考えるともう一声、という性能のSoCではありますが、同じSoCのXperia ZやNexus7 2013の例を見る限り、ほぼ不満のない速度で動くでしょうし、実機の動画を見る限り期待通りの速度で動作をしています。まあ、今どきのハイエンドスマホはフルHD解像度のディスプレイで、サクサク動いているわけですから、本当は驚くところなんかないはずなのですが。
で、Bluetooth接続でマイク内蔵のリモコンが付いて99ドル。相変わらず赤字覚悟の価格設定です。
日本ではVODサービスが盛り上がっていないこともあって、現地(つまり北米)でどれだけユーザの心に響くのかがいまいち掴めず、コメントしずらいです。VODを見るのが一般的ならば、リモコンでいかに簡単に見られるかが勝負で、わざわざタブレットなんか使わない、という発想にもなるのかもしれませんけど、実感できない以上は、そんなに使う機会ないし、居間のTVに繋ぐデバイスに家族個人のアカウント情報突っ込むの面倒だよなぁ、というのが、AndroidベースのSTBに対する、嘘偽りのない感想なんですよね。
そうなると、STB側についてはアカウントを意識せずに使えるApple TV(AirPlay)やChromecastの方が筋が良いんじゃないかなぁ、と思ってしまいます。