4KハンディカムSONY FDR-AX30

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現在はソニーストアでの販売は終わってしまっており、量販店の在庫でしか入手できないようですが、一ヶ月ほど前に4Kハンディカムを購入しました。

購入目的はズバリ「子供のお遊戯会の撮影」です。子供が生まれると同時にビデオカメラを購入する方が多いのですが、子供が小さいうちはデジカメの動画機能で充分、ということで、4Kビデオカメラがある程度手頃な価格帯に落ちてくるのを待っていました。去年のAX100は画質は良かったものの、価格帯としては少し予算オーバーであり、空間手ブレ補正がない、というのも気になっていました。

そして今年のモデルではついに空間手ブレ補正付きの4Kハンディカムが出た、というわけです。まあ、本当はもう少し早く買っておけば、前のイベントで使えたんですが、どうもひよってしまいまして、結局ソニーストアでの販売終了直前に入手することになりました。今年のモデルには、レンズやセンサなどは同等で、ビューファインダーとプロジェクター機能を内蔵したFDR-AXP35というモデルもありますが、購入しようとしたときには既に販売終了になっていました。

右手で持つ、というのがビデオカメラの基本的なスタイルのため、撮影系ではない操作ボタンは左側に集中しています。右手で操作することを想定された配置になっているのは撮影に関係する録画ボタン、上部のズームスイッチや写真撮影ボタン。上部のズームスイッチと写真撮影ボタンは右手で使うにはちょっと遠いですけど。
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また、撮影時に必要な音声入力とイヤホン端子、アナログ映像・音声出力やリモート操作などを統合したマルチ/マイクロUSB端子、PC接続用の端子類も右側に集中しています。

本体左側にはその他の機能類のボタンと、SDカードスロット、外部出力用のmicroHDMi端子などがついています。
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上部にはマルチインターフェースシュー端子があります。

本体のメモリは64GBで、100Mbpsの4K/30Pのビデオ撮影で約1時間15分の容量となります。この時、本体付属のバッテリNP-FV70での連続撮影時間(バッテリ駆動時間)は2時間15分となっていますが、操作などを行った場合、撮影できるのは半分程度と考えた方が良いようです。SDカードを使って録画時間を延長したい場合には別途バッテリも用意する必要がありそうです。

また、4K撮影でもこの100Mbpsのモードで撮影するには、「UHSスピードクラス3」というのに対応したSDXCカードが必要になります。明示的に「UHSスピードクラス3」への対応を表明していないSDXCカードは非対応と考えてよいです。UHSスピードクラス3非対応のmicroSDXCカードの場合、最大でも60Mbpsでの4K撮影になります。

センサ自体は1/2.3型とコンデジクラスであり、さらにレンズも空間手ブレ補正搭載のために小型化されていることもあり、少し厳しいところもあるようです。

上記の動画でも、4K表示をして高解像度のディスプレイで再生すると、ちゃんと解像感の違いは感じ取れますが、ダイナミックレンジのナローさは編集後の画質にも影響を与えています。

購入目的だったお遊戯会の撮影は、4Kで引きの状態で全景を撮影し、編集時に必要に応じてクリップしてフルHD出力する、という計画を立てました。今回はじめての撮影だったので、フルHDの60Pで撮影したほうが動きなどを考慮すると良かったのではないか、という気もしないでもないのですが、子供がずっとセンター付近で踊ってくれたこともあり、クリップでうまくアップに編集できました。プライベート映像なので公開はできませんが、概ね期待通りの撮影ができました。

ビデオカメラは購入後ほぼ買い替えが行われないデバイスである、と言われます。編集などの手間を考えると、どうしても使用頻度が下がってしまうからです。その点は同意します。実際、自分も短期的な買い替えは想定せず、5年の延長保証をかけました。

ただ、子供撮影以外にもちょくちょく持ちだして撮影してみよう、とは思っています。せっかく買ったのですから。