PC関連のUSB DACとヘッドホンアンプとして、FOSTEX HP-A4を愛用してきました。
長年の使用の結果、ボリュームに若干ガリが出てきたこともあり、もう少し高いモデルに買い替えようかと思ったのですが、結局は予算の関係で同価格帯の人気モデルに買い替えました。
機能面では下記が要件です。
- DACとしてUSB入力と光デジタル入力があって切り替えられる
- Fiio K7の入力はUSBと光デジタル加えて、同軸デジタル入力とアナログ入力があります。
- ER-4Sが駆動できる程度のヘッドホン出力
- パワードスピーカー用の可変出力のライン出力がある
- HP-A4は可変出力だけでしたが、Fiio K7のライン出力は固定と可変の切り替え式
FIio K7はこの価格帯の中では高機能なのが魅力ですね。
Fiio K7はHP-A4と価格帯は一緒だけど、音質的には10年の間の製品ジャンルとしての進化を感じます。HP-A4と比較したときに音の分離感は良くなっている感じはあり、もっと高いモデルのような感動的な違いはないものの、満足できる進化です。
また、今どきのヘッドホンアンプなので、4.4mmのバランス出力端子が付いています。ER-4Sをバランスケーブルに交換してみたのですが、音の差は正直なところほとんど感じません。
ただ、アンバランスよりも少し出力が大きいので、インピーダンスの高いイヤホン・ヘッドホンを使う場合にはこちらを利用した方が良く、ER-4Sを6.3mmのアンバランス出力経由で使うと、ゲインをHにしても音源によってはボリュームを3時かなり近いところまで回す必要がありましたが、それがバランス出力なら1時くらいで済む感じ。
ボリュームの音質への影響については、9時から3時の間であれば問題なさそうなので気分的な問題ですが、ER-4Sはバランスで使って、その他のイヤホンも追々バランスケーブルに切り替えていこうかなぁ、と思っています。
HP-A4は電源ボタンがなくて、光学ドライブ用のUSB外付け電源を経由して使っていました。
そのため、10年近くの間ほぼずっと電源入りっぱなしだったんですが、Fiio K7は電源が最初から付属し、ボリュームが電源スイッチを兼ねるタイプで、使用中は結構発熱します。買い替えたばかりでまだ忘れちゃうんですが、これはちゃんと電源を切るように使わないと不安ですね。
最後に、使用していて気になる点としては、USB入力の無音時にノイズが載ることがあること。これはSNS上での同様の話を聞くので、使用環境によっては避けられない感じなのかも。PCを含めいろんな機器が繋がったタップに繋がっているのが原因か。
ただ、このノイズがあるので使用を停止する、ってほどでもないので、色々と試行錯誤していこうと思います。