FOSTEX HP-A4のオペアンプをMUSES8920Dに交換

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購入から7年半、使い続けております。USB DAC兼ヘッドホンアンプのFOSTEX HP-A4。

なお、販売は既に終了してディスコンになっています。

海外製のDTM用オーディオ・インタフェースに買い換えることも考えたのですが、機種選定などに手間取っているうちに旭化成DACが工場火災で出荷できなくなった影響で入手困難なデバイスが出てきたり、さらには円安が進行し値上げするモデルも増え、買い替えのタイミングを逃してしまいました。

そんなわけで、もう少しこのHP-A4に頑張ってもらわないといけないのですが、このHP-A4はオペアンプというパーツがソケット式になっていて簡単に交換できるようになっていて、定番の「改造」になっています。

秋葉原に行ったときに思い出して、秋月電子で必要なものを購入して交換してみました。購入したのは、引き抜き工具とオペアンプ1個。

ネットで検索してみると、他にも違うメーカーのものを色々と揃えて交換して試聴している方が複数いて、その中で評判が良かったMUSES8920Dにしました。なお、HP-A4に最初に付いているのはOPA2134PAというオペアンプ

なお、秋葉原秋月電子店頭で購入の場合、オペアンプは購入個数制限があり、棚には置いてなくて奥のレジで直接型番を行って出してきてもらう必要がありました。個数制限といっても、50個とかそういう世界のようなので、1個だけ買う人は普通いないのかもしれませんが。

DIP-IC引き抜き工具については、秋葉原の店頭だと入り口の近くにあります。「あった方が安全」と書いてあったのでそれに従って購入。

ドライバーで外から見えるネジを外していき、ボリュームを引っ張って外す(簡単に外れます)と、カバーが外せて基板が見えます。ボリューム手前にソケットに乗ったオペアンプがありますので、工具で外して、買ってきた新しいオペアンプに交換して終了。

なお、オペアンプを挿し込む向きについては、一か所凹みが付いていると思いますので、その凹みが元からついていたものと同じ向きになるように挿せば良いようです。下の写真の方向が正解です。なお、向きを間違えたら壊れるかもしれませんのでご注意ください。

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この改造によって音がどう変わったかについては、最初は「そんなに変わらないかな?」と思ったのですが、色々な曲を聴いてみると、劇的ではないものの、それなりに音変わりますね。

高音のザラつきが若干減って、若干解像感がよくなり、低音についても同様にザラつきが減って、ちょっとすっきりした感じに聴こえます。元の音の雰囲気を壊さずに良くなっているんじゃないでしょうか。

HP-A4をまだ使っている人がどの程度いるかは知りませんが、作業簡単だし、工具・パーツ代も(秋葉原に行くついでに買えば)ものすごく安いし、オススメできる改造だと思います。