メディアの寿命

「山田祥平のRe:config.sys - 命短し恋せよTV( http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0111/config190.htm )」

退職して時間の余裕が出来た父親が一時期アナログデータのデジタル化に嵌っていて、死んだ祖父の撮った写真を全部スキャンとか、昔取ったビデオテープをレコーダーで取り込んでDVDに焼く、みたいなことをしてた。

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写真は僕が生まれるずっと前の、しかも見たことがない写真なので面白かった。実家が建った直後の写真とかあった。自分が撮ったデジカメの写真も、なんとかして残していきたい。

昔のビデオテープにはものすごく懐かしいCMが入っていて、それが面白かった。結局デジタル化するにあたってはCMは結局消したみたいだけど。

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実家には写真やビデオテープの他に、カセットテープも、ファミコンソフトも、スーパーファミコンソフトも、メガドライブのソフトも、サターンのソフトも、さらには5インチフロッピーとかもそのままある。ハード的に見ると、カセットのデッキはちゃんとしたのが2台くらいある、ファミコンは壊れてる、その他のゲーム機はわからないがある。ただ、5インチフロッピーが読める98はもうない。

もう一度見たい、やりたいと思うのがあるのだけど、もう無理なのがいくつかあるのは確かだ。

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今の家にもビデオテープが何本かあるのだけど、ビデオデッキはない。家からはS-VHSのデッキを持って出たのだけど、寮にいる間に壊れてしまったのだ。録画した貴重な番組(ラルクのREINCARNATIONライブのWOWOW放映録画)はRDにダビングし、PCにも落としたのだけど、買ったビデオでコピーガードがかかっててダビングできなくて、見たいけど見れない状態のが1本ある。

僕はその1本のビデオテープを見るために1万円のビデオデッキを買うのだろうか。

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アナログ時代の音楽フォーマットであるレコードやカセットテープを多くの人が捨て、もう聴くことができないのと同じで、デジタルだろうがアナログだろうが、メディアは移り変わり、人が見てきたもののうち一定の割合
のコンテンツはそのうち再生できなくなる。これは仕方のないことなのかなぁ…と思う。