DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプONKYO DAC-HA200を買ってみた〜まずは外観から〜

ポータブルヘッドホンアンプっていうと、マニアが持ち歩いてる弁当箱みたいなの(ゴムのバンドで留めているし)、っていうイメージが強いですが、よくよく考えてみると結構使い出があるデバイスだなぁ、と思って一個買ってみました。
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ウォークマンとMDR-EX800ST、ER-4Sを持って、秋葉原のeイヤホンやソニービル、量販店などを回って国内メーカーの機種を中心に一通り視聴した結果、結局は売れ筋のこの機種を買ってしまう、という。まあ、好みにあったのがこれなんだから仕方がない。

このDAC-HA200には、資本を同じくするTEACから兄弟機種となるHA-P50があり、基本的なボディ形状は一緒で色違い。ボリュームが誤動作で動かないように、ボディのサイドにガードが付いています。真っ黒なボディにボリュームの赤ラインはなかなかカッコいい。
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値段はHA-P50より3000円くらいDAC-HA200の方が高いですが、オペアンプが違っており、結構音が違います。コスト的には、販売価格に反映させるとこれくらいの差が出るほどの違いがあるオペアンプが載っているとのこと。3000円高くてもDAC-HA200の方がよく売れているようですが、両方視聴してみた感想としては、まあ納得かな、というところ。

端子類を見ていきましょう。まずはボリュームがある側。左からステレオミニのヘッドホン端子、アナログ・光デジタル兼用のオーディオ入力、2段階のゲインスイッチ(音量が少し変わります)、電源兼用のボリューム、と並んでいます。
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ゲインスイッチの上にはLEDが2つ。赤く光っている方が充電時に光るCHARGEランプ、その上が青く光っている電源ランプです。

反対側。一番左は充電用端子。ケーブルは付属していますが、先がUSBになっており、ACアダプタは付属していません。その右が入力切り替えスイッチ。microBの端子はPC接続と充電兼用。一番左の充電用端子にケーブルを挿さなくても、PCに接続しているだけで充電できます。一番右はAタイプでiPod/iOSバイスやAndoridのAOA 2.0接続用。
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なお、入力切り替えスイッチは、一番左にするとボリュームがある側に付いていたアナログ・光デジタル兼用のオーディオ入力、真ん中にするとUSB micro B、一番右にするとUSB A端子に繋がった機器からの入力になります。USB micro Bから電源が供給されていれば、入力切り替えスイッチに関係なく充電が行われます。なお、充電用端子に電源が供給されている場合、そちらが優先されるとのこと。microB端子にスマートフォンウォークマンを接続すると、接続相手が電源を供給しようとしてバッテリ消費が激しくなることがあるようで、そのために充電用端子が付いています。

ポータブルヘッドホンアンプ、というデバイスが今どき珍しいのは、基本的には、全身金属ボディで無駄に重い、というのと、無駄にスイッチが付いている、という点でしょうか。ボリュームも大きくて、適度な重さがあって回していて楽しいし、スイッチも無駄に切り替えたくなる質感です。上位機種だともっとたくさんスイッチが付いた機種もありますが、こういう楽しさって、カメラを除くと、最近のデジタルガジェットから失われつつあった感覚だと言えます。
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最初に、ポータブルヘッドホンアンプを購入した理由として、結構使い出があるデバイス、と書きましたが、次回はそれがどういう意味なのか、説明していきましょう。続きます。