人類にジンバルは必要なのか、考える

backspace.fmというPodcastの界隈では一時期「人類にジンバルは必要なのか?」という話が議論になっていたような記憶があって、スマホ用のジンバルを買うか買わないか悩んだこともあったのですが、GoPro HERO7 Blackの動画を見ていると、少なくともアクションカムレベルではジンバルは不要な気がしてきます。

前の世代のGoPro HERO6 Blackの補正も結構いいなぁと思っていたんですけど、HERO7はそれよりもずっと良さそうで、今回の新機能の「タイムワープ」もスゴイ。画質については、見栄えが良くなったようにも見えますが、色の処理が派手で、若干安っぽくなったようにも感じます。

これは欲しいかも。。。

一方で3連休の初日に長女の「プレ幼稚園」のイベントで、年少の運動会に1競技だけ参加するので行ってきたんですが、妻と長男は競技に参加(ゴールで立っている)してしまって撮影は一人になるのはわかっていたのでα6300+SEL18135だけ持って行ったんですが、ふと思い立って動画を撮ってみたのですね。

そしたらうちのちょっと古い4Kハンディカムと比較して全然違っていて素晴らしい。

ただ、ミラーレスの手持ちなのでかなり嫌な感じにブレる。こういう状況ではα6300+SEL18135をジンバルに載せて撮るのも面白いかもしれません。

MacBook Proの予備のACアダプタとしてLenovo USB Type-C 65W ACアダプタを買ってみた

X280やT480など、2018年モデルのThinkPadでは電源がUSB-Cになりました。これらのモデルではCPUを上位構成にすると65WのACアダプタが付属します。

ちょっと前にこの65WのUSB-C ACアダプタが直販で大幅割引クーポンが出ていたので、MacBook Proの予備のADアダプタとして購入してみました。2600円くらいでした。

ちなみに、通常価格でも5000円くらいですので、PCメーカーとしてある程度信頼のおけるブランドであるThinkPadの純正アクセサリであることを考えると悪くない値段です。

AmazonなどではMacBook Proに付属するのと同じような、ほぼ正方形の形状のUSB-C ACアダプタを見かけますが、この製品は形状自体は通常のノートPCと同じような長方形の形状で、メガネタイプの電源ケーブルを繋ぐスタンダートな作り。PCに繋ぐコネクタだけがUSB-Cになっている感じですね。

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この先には普通のメガネケーブルが付属します(写真省略)。昔から変わらないタイプのもので、そのうちボロボロになっていく紙のタグが付いてるのも変わりません。

モバイル用として見たとき、このタイプの形状が有利かどうかは怪しいところですけど、まあ、今回は値段で買ったところもありますので、とりあえず無視。早速MacBook Pro 2018に繋いでみることにします。

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おー、問題なく65Wで認識しました。

ちなみに、充電中が「いいえ」なのはMacBook Proがフル充電状態だからです。純正だとACアダプタのモデル名とかシリアル番号とかが出たりしますが、社外品となるのでシンプルな情報のみです。

15インチのMacBook Proに付属する電源アダプタは87Wのものなので、大分弱いわけですが、YouTubeの検証動画を見ると大体60W程度あれば負荷をかけたときにもバッテリがどんどん減っていくこともなく、ほぼ給電と消費が均衡するようですので、65Wでも実用上は問題ないと思って良いでしょう。付属の87Wにおいても、20W程度はUSB-Cコネクタに消費電力の大きなデバイスを繋いだときのための余裕分ということなのかもしれません。

ちなみに、出力的には15V系があるので、Nintendo Switchのドック用ACアダプタとしても使えます。

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お安く購入できたし、汎用性も高そうなので良い買い物でした。

やっぱりiPhone Xは未来のiPhoneのスタンダードモデルだった

iPhoneの2018年モデルであるiPhone XS/XS Max、iPhone XRおよびApple Watch Series 4が発表されました。

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去年、さんざん悩んだ挙げ句発売日購入したiPhone Xですが、新しいUIに対する不安が語られつつも、実際に触ってみて感じたのは「これが未来のiPhoneのスタンダードである」という確信でした。

来年のニューモデルからはホームボタンの付いたモデルはなくなるだろうと思いましたし、液晶メーカーから狭額縁を実現する液晶パネルの発表があったときには「液晶の廉価モデルが出る」ことが想像されました。

そして発表された3つのiPhoneですが、サイズ的にはiPhone Xの後継となる5.8インチ有機ELディスプレイのiPhone XSが最も小さいモデルとなり、iPhone 8 Plusよりもちょっとだけ小さい6.1インチLCDディスプレイのiPhone XR、iPhone 8 Plusとほぼ同サイズのボディいっぱいの6.5インチ有機ELディスプレイを搭載したiPhone XS Maxと続きます。

実際のところ、片手で使おうと思うとiPhone Xでも結構大きく、若干手に余る印象があり、片手での文字入力もちょっとやりにくい印象はあります。価格的には最も台数が出そうなiPhone XRがかなりPlusシリーズに近いサイズになっていることがユーザにどう受け入れられるかは気になるところです。

サイズについて、フリック入力で文字を入力するユーザの多い日本では端末の過度の大型化には批判的な意見も少なくないのですが、両手で持ってQWERTYキーボードで文字を入力する多くの国々では大きな端末の方が使い勝手が良いそう。今回のモデルチェンジに合わせてiPhone SEディスコンになりましたが、上記のような理由から、Appleとしてはコンパクトな端末をラインナップに維持する必要はない、という判断になったのでしょう。

価格については、iPhone XRはこれまでのiPhone 8iPhone 8 Plusのちょうど中間の価格帯となり、最新モデルのエントリープライスとしては上昇したことになりますが、機能を考えるとiPhone XRのコスパは悪くありません。日本の感覚ではちょっと大きなサイズがどう評価されるかは微妙なところですが、個人的にはカラバリも含めて悪くない印象を持っています。これまでのPlusシリーズと比較して安くなった価格は、大きな端末へのチャレンジの一歩としては悪くないかもしれません。

一方で、事前情報では100ドルほど安くなると言われていたiPhone XSがiPhone Xと全く同じ価格で登場。iPhone Xを「高いなぁ」と思いつつ購入した自分としては、ほぼ同等でスペックが最新に更新されたモデルが100ドル安く販売開始されるという噂にちょっと癪な気分でした。ただ、今年妻の端末として購入する可能性があると考えると、結構微妙な気持ち。

より大きなiPhone XS MaxはXSよりも当然高価な価格で登場。Maxという名前が台湾メーカーっぽいのが気になりますが、これのためにXを我慢した人も少なくないはず。

XS/XS Maxは512GBが追加となったことで最も高いモデルは税込17万円ほどになるとのこと。「高い」と評判になっていますが、これは最新のiMac ProやMacBook Proなどと同様の「必要な人のための選択肢」であり、貧乏人が何を言ってもしょうがないところかもしれません。例えば、4K60Pで動画を撮りまくりたい、と思うと、容量はたくさん欲しいですからね。

Apple Watch Series 4は4世代目でついに基本デザインが更新となり、モニタサイズが1回り大きくなったようです。去年くらいから「そろそろ買っても良いかな」と思い始めているのも確かなのですが、なくても良い気もします。なんだかんだで買わないかな。。。

で、今年は自分はどうするか、ですが。

最初に購入したiPhoneである3GSから5Sまでは毎年購入していたのですが、妻がiPhoneを使うようになってから妻と自分が毎年交互に購入していて、去年僕がiPhone Xを買ったので今年は今iPhone 7を使っている妻の購入年。iPhone Xから無理して自分も買い換える、ってほどのことはないかなぁ。。。

性能などはiPhone 7であまり不満を持っていないよう(容量は最小の32GBなのでそこは足りないと言っている)で、カラーバリエーションやサイズについてはやはり一回実機を触ってもらう必要がありそうなので、iPhone XRが店頭に並ぶ頃まではとりあえず様子見かと思っています。

XS/XS Maxを狙っている人は明日が勝負ですね。リロード、頑張ってくださいませ。

EOS R発表

発表から少し経ちますけど、Nikon Zマウントに続いて、キヤノンからミラーレスのRFマウントと初号機となるEOS Rが発表になりました。

Nikon ZマウントがXQDシングルスロットや物欲を感じさせない最初のレンズラインナップなどによって批判の対象になったのとは対象的に、目玉となる28-70/F2などのレンズと、いい感じにスペックを妥協した代わりに安いボディなど、自分のTwitterのTLでは好意的な感想が見られます。

個人的にはそういった雰囲気には若干の違和感を感じていて、無難な売れ筋レンズと運用のしやすさ無視した大型レンズを揃えて「華がある」キヤノンと、スペック的な華よりも実際の光学性能にこだわった「バランス重視」のNikon、どちらが良いかは結構難しいところなのではないかと思います。

まあ、現状の一眼レフでのシェアが覆され、Nikonキヤノンに勝ることはないと思うんですが、それほど圧倒的な差が出ることはないんじゃないかと思います。個人的にはEOS RとNikon ZだったらNikonの方が思想的には好みですねぇ。

しかし、発表されてみると、EOS RもNikon Zもどっちもあんまり物欲が湧きませんな。。。ま、今の資産あるしフルサイズ行くならEマウントでいいかなぁ。

使わないカメラを売却した

ここのところ使用頻度の下がっていたこれらのカメラとレンズを売却しました。

SEL18135を買って、画質面で相対的に劣る印象のSEL1670Zの使用頻度が下がったこと、軽めの望遠側担当として購入したマイクロフォーサーズもSEL18135の200mm相当の望遠側で不要になったこと、というのがそれぞれ手放した理由。

SEL1670Zについては、広角側が2mm違うので使い分ける可能性もあるかな、と思ったのですが、写りの差を見てしまうと今さらSEL1670Zを持ち出そうとは思えず、そのまま使わなくなってしまいました。

マイクロフォーサーズに興味がないわけではありませんが、今から買うとしたら古いキットズームを使うことは考えられないので、一度全部処分して仕切り直した方が良いだろう、という考えです。

これらの機材を手放すことは、下記の日記の頃から思っていたことなので、やっと重い腰を上げた、というのが実際のところ。

かなり時間がかかりましたが、これでレンズ交換式カメラはAPS-C Eマウントだけになり、カメラ関連の断捨離は一段落。あとは物置部屋にあるAV機器をもう少し処分したいと思っています。

Nikon Z 6/Z 7発表

ニコンのフルサイズミラーレスである「Z 6」と「Z 7」が正式に発表になりました。

ソニーのα7を少し縦方向に伸ばした程度でほぼ同形状のボディ、APS-Cからスタートしたためマウント内径の狭いEマウントと異なり55mmとキヤノンのEFマウントよりも大きな内径の新Zマウント、これまでレンズ内の手ぶれ補正だったニコン初のボディ内手ぶれ補正など、ソニーのα7シリーズの良い点は継承し、ユーザが不満に思っているところは改善したようなシステムに仕上がっている印象です。

ボディについては、顔認識AFなしなど、全速力で駆け抜けてきたソニーとの差を感じさせる仕様になっていて、このあたり、ソフトウェアに強い印象があまりないニコンであることを考えると、少し不安を感じるところもあります。

最初のレンズナインナップは24-70mm/F4、50mm/F1.8、35mm/F1.8の3本ですが、価格はある程度の値ごろ感がありつつ、絞り解放からしっかりとした描写のするレンズのようにサンプルなどを見ると感じられます。ここはハイエンド以外のレンズの当たり外れの激しいEマウントとの差異化要素になりそうです。一方でハイエンド側は大きなマウント内径を活用したより明るいレンズラインナップを目指すようです。

まとめてみると、「Z 6」と「Z 7」はα7シリーズをよく研究して作られたカメラと言えます。ボディ側は技術的な蓄積の差を感じられるところはあるものの、システムのコンセプトとしてはα7シリーズの弱点をしっかり潰した内容になっており、既存のニコンユーザーは将来を安心できる内容になっていると思います。

小三元とF1.8シリーズが一通り揃い、期待通りの性能で発売されれば、α7シリーズよりもコストパフォーマンスの良いシステムになる可能性は十分にありそうです。

ただ、マウント情報は公開しない(リバースエンジニアリングの可能性はある)とのことで、マウントアダプタを使わないレンズラインナップは貧弱になりそうで、どんどん他社マウントのユーザを取り込んでいるα7シリーズからシェアを奪えるほどの力はないようにも感じます。

さて、一番最後になるキヤノンはどういったシステムを提案してくるのでしょうか。

Surface Goの展示機をもう一回触って気づいたことと、噂される新型MacBookについて考える

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日本独自のOfficeプリインストールによる米国との価格差で話題になったSurface Goですが、ふと気づきました。

「これ、この値段(日本国内価格)でmacOS入ってたら喜んで買うよな。」

標準仕様のタイプカバーとPentium Gold/128GB SSD/メモリ8GBの上位モデルをセットで購入したときが税込み10万円ちょっと。一方、MacBook Airの下位モデルがCore i5/128GB/8GBメモリで税別98,800円。

CPUに差はあれど、今どき低解像度で視野角も狭い古臭いディスプレイを搭載したMacBook Airで10万円ですから、それと比べればCPUがSurface 3のAtom系からCore系に変わって、ちゃんと高解像度のディスプレイを搭載したSurface Goの価格は「もしmacOSが入っていれば」ちっとも高いとは言えません。まあ、そう思うのもMac好きだけかもしれませんが。

そういえば、しばらく続報が聞こえてこなかったMacBook Airを置き換えるとされる廉価版の新MacBookシリーズですが、こんな話が出てきました。

Kaby Lake Refreshを搭載して1200ドル、その他の詳細は不明。

TouchBarなしのMacBook Proと12インチのMacBookの最廉価モデルが1299ドルなので、1200ドルが最廉価モデルの価格だとすると、100ドルほどしか安くなっていません。これが999ドルからスタートしているMacBook Airを置き換えるものだとすれば、Macはもう廉価なモデルは出さない、というメッセージとして受け取られるのではないでしょうか。

価格やCPUについては情報が出てきた廉価版MacBookですが、個人的には過去の噂を総合して下記のような予想(妄想)をしています。

  • 筐体やRetinaディスプレイは13インチMacBook Proを踏襲(ただし、パネル仕様はコストダウンされる)
  • USB-Cポートは2つあるがThunderbolt3はなし
  • キーボードは当然Touch Barなし
  • CPUはIrisなしの4コアUプロセッサ
  • 電源アダプタは45W仕様

基本は、今のTouchBarなしのMacBook Proを廉価にまとめたものになるのではないかなぁ、と思っています。999ドルまで行くとさすがにどこか無理したスペックになりそうですが、1099ドルくらいにはなってほしいところですね。ただ、さすがに年に2台Macを買うつもりはないので、買うとしたらCPUが刷新された第二世代以降になるとは思いますが。