MacBook (Early 2008) MB403J/AにWindows8 Pro x64を入れる〜その1 インストールと基本設定〜

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何故か2本分もアップグレードライセンスが手元にあるWindows8 Pro。一台くらいは入れておかないとなぁ、というわけで、MacBook (Early 2008) MB403J/Aにインストール。

Early 2008はアルミユニボディのMacBookが出る1つ前、Santa Rosa Refreshプラットフォーム(Penryn+GM965)世代で、最近は妻が使っていたものの、Mountain Lionがインストール出来ず、妻用にMacBook Pro (Mid 2010)をセットアップしてから使い道がなくなっていたのです。

ディスプレイ解像度が1280x800であるため、Snapモードこそ動作しませんが、性能的には軽量化されたWindows8を動作させるには十分なスペックです。弱点だったHDDをSSDに入れ替え、Windows8 Pro x64を入れてみることにしました。

インストール手順を書いていきます。ただし、BootCampは現時点ではWindows8をサポートしていません。あくまでEarly 2008のモデルに入れてそれなりに動いたよ、という報告だとお考えください。

MacOS Lionが入った状態でBootCampのドライバ類を落としておく

Version 4.0以降のBootCampのインストーラMacOS上でBoot Campアシスタントを起動してダウンロードするようになりました。このインストーラ、基本的にはWindowsを入れたいMac上でMac OSを起動し、BootCampアシスタントを使ってダウンロードしておく必要があります。機種ごとに微妙に中身が異なるようですので、別のMacで落としたものは使えないと考えた方が良さそうです。

MacOSが入っているうちにダウンロードし、USBメモリなどにコピーしておきましょう。

Windows8をインストー

これは自分の持っているWindows8のエディションやアップグレード版か否かによって違いますので、適切に入れてください。

僕の場合はWindows7 x64からアップグレードでWindows8 Pro x64を入れました。

だいなファイラーからBootCampインストーラを起動する

ここに思いっきり罠があったんですが、インストールしたMacBookは64bit版Windows OSには正式には非対応でした。

でも、落としたBoot Campのドライバ類、WindowsSupportフォルダを漁っていくと、64bit環境用のファイルが用意されています。ドライバ類は単体でインストールも可能だったりするんですが、BootCamp全体のインストーラはそのままでは動きません。

BootCampのインストーラからインストールを行わないと、Boot Campサポートソフトウェアがインストールされないため、起動ドライブ、キーボードのファンクションキー、タッチパッドなどの設定がWindows上から行えない状態になります。

自分の場合、SSDを1パーティションに設定してWindows専用で使うようにインストールしたため、Boot Campサポートソフトウェアが動かないと困ってしまいます。

インストーラが動かない問題の回避方法は、Windows XP互換モードで動いてるファイラで、下記のパスにあるファイルを実行してください、というもの。

  • WindowsSupport\Drivers\Apple\BootCamp64.msi

僕はだいなファイラーというファイラを愛用しているんですが、これをXP互換モードにして動かして使っていたため、たまたまファイラからインストーラを起動して、このインストール方法を発見しました。なお、同じファイルをエクスプローラで実行しても、実行権限がない旨のエラーが出てインストールできませんでした。

機種によって当たり外れがあるのですが、MacBook (Early 2008)はタッチパッドやキーボードなどはWindows7向けのBootCamp 4.0で一通りのドライバが正常に動作してくれました。ディスプレイの認識がちょっとおかしい感じはしますが、ディスプレイが液晶TVで、途中にマトリックスタイプの切替器を挟んでいるので、そちらとの相性かもしれず、ちょっと検証不足な部分があります。

前にMacBook Pro(mid 2010)にインストールしたときはマルチタッチのタッチパッドが動かず、実用にならなかった記憶がありますので、自分がインストールするMacに関するWindows8情報を調べておく必要がありそうです。

IMEのショートキー設定を変更する

Macの日本語キーボードには「半角/全角」キーが存在しないため、そのままだとIMEのオン/オフができません。MS-IMEはかなり変換の頭が悪いので、昨年の12月にGoogle日本語入力Windows8に対応したため、こちらを使うことにします。

Google日本語入力の場合、「英数」キーは「Muhenkan」に、「かな」キーは「Hiragana」キーになるようですので、「英数」キーでIMEがオフになり、「かな」キーで音になるように設定します。

この辺りはちょっと試行錯誤が必要な部分なのですが、普段使っているATOKのキーマップをベースに下記のように変更してみました。

  • Muhenkan(英数)は「モード=入力文字なし、コマンド=キャンセル後IMEを無効化」のみに(これ以外のMunenkanキーの設定を消す)
  • Hiragana(かな)は「モード=直接入力、コマンド=IMEを有効化」「モード=入力文字なし=ひらがなに入力切替」のみに(これ以外のHiraganaキーの設定を消す)

たまに変な挙動をする感じはありますが、それなりに使えています。
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基本設定はここまで、次回はカスタマイズが使用感を書いてみることにします。まあ、Classic Shell入れちゃうんですけどね。