TVではなく、ディスプレイとして。ちょっと前に西川善司さんが40インチの4K TVをPC用のメインディスプレイとして導入する、という記事を書いていて、気になっていたのだが、
今度は小寺信良さんが導入。
ちょっと前にiMac 27インチのRetinaディスプレイモデルが話題になりましたが、PCにおける超高解像度ディスプレイの導入の意味、というのは、レンダリング解像度とスクリーン解像度の独立、というのが大きいと思います。元の画像や文字とドットバイドットにレンダリングされなくても綺麗に見えるようにするために、スクリーン解像度よりも高解像度でレンダリングして、スクリーン解像度に合わせてスケーリングする、という形です。こうすることで、同じディスプレイで自由に文字の大きさを変えることができるわけです。
ちなみに、据え置き型ゲーム機の場合、逆のスケーリングが行われています。この場合は、マシンパワーがないので低解像度でレンダリングして、フルHDでスケーリングしています。この方が見栄えが良くなるようです。
PCのディスプレイの場合、結局見るのは文字なので、高解像度になったからといって文字をいくらでも小さくできる、というわけではありません。近づけば文字を認識できたとしても、目が疲れてしまいます。
そのため、高解像度を「文字を含む情報の表示」という観点で生かすためには、より大きなディスプレイを導入する必要が出てきます。
そこで現状ベストバランスと言えるのが40インチ4K TV。
何故かというと、40インチ4K TVのドットピッチは約111ppi、これは27インチQuadHD(2560x1440ドット)の約108ppiや21インチフルHDの約102ppiに割と近く、ドットバイドットでもなんとか使えます。デスクトップの「広さ」という点では、21インチフルHDを4枚並べたのと一緒なので、そのメリットは明らか。
40インチのテレビを机の上に、、、というと躊躇するかもしれませんが、幅90センチ、高さはスタンドを含めても60cm以下なので、ディスプレイを2枚並べるのとあまり変わらない幅で設置できますし、高さもアームで高さを稼いでる人にとっては大して変わらないはず(少なくとも僕は変わらない)。
値段も10万円ちょっとくらいで買えるので、頑張れば導入できそうなんですよねぇ。欲しいなぁ。