HP Thunderbolt3ドック 120W G2購入して3ヶ月MacBook Proと一緒に使ってみた

Touch BarのMacBook Proに買い換えてから何個かUSB-Cドングルを買ってみたりしたのですが、どれもいまいちで、Thunderbolt3ドックが欲しくなったのですが、大体4万円以上するんですよねぇ。 ' そんな中、2万円を切る圧倒的な安さを誇るのがコレ。ずーっとセール価格の16800円税別で売ってます。

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値段に釣られて買ってみて、3ヶ月くらいMacBook Proと一緒に使ってみた感想を書いてみようと思います。結論から言えば、値段の差の理由はあります。

本来はhpのWindows PC向けの純正周辺機器で、下記のような機能があります。

ですが、MacBook Proの場合には映像出力に大幅な制限があって

  • 接続できるモニターの台数は1台まで
  • macos Mojave 10.14.4以降では4K60P出力ができない

接続できるモニターについてはmacosのDisplayPort MSTのバグの影響で1台まで、もしくはミラーリングのみとのこと。そして、購入当初はアクティブタイプのDisplayPort-HDMI変換アダプタで4K60Pが表示されていたんですが、3月末の10.14.4のアップデート後に4K60P出力が出来なくなり、4K30Pまでに。別途AnkerのUSB-C HDMIアダプタを使う生活に戻ってしまいました。

また、USBの接続についても、Thunderbolt3をドック内でUSB3.1に変換しているのではなく、PCとの間もUSB3.1らしく、実質的にはUSB PD給電機能付きのUSB-Cドック、という感じの作りのよう。SSDでベンチを測ってみると確かに直結よりちょっと遅い。使っていてその差に気づくことはないけど、微妙な気持ちになります。

ちなみに、付属するACアダプタはこんな感じ。

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120Wなのでかなりの大型で、海外メーカー製ということもありミッキータイプのコネクタでアース付き、ケーブルも太いです。まあ、仕方ないですね。

がっかりスペックなところはあるんですが、電源、LAN、USBデバイスの接続がケーブル1本で済み、USBデバイスの動作も安定しているのは非常に素晴らしい。ディスプレイ関連は残念な状態で、メインの4K外付けモニタには別途別のUSB-C HDMI変換コネクタを使い、もう一台のQHDモニターにはこのドックから接続しています。

左右に2本ずつ、合計4つのUSB-CポートがあるMacBook Proですが、一時は4つのポートが全部埋まっていた時期もありましたが、それが左側2つだけで済むようになったのは充分な改善。値段もそれなりだったしアリかな、と思っています。

ただ、お金に余裕があるならば、MacBook Proユーザなら基本的にはCalDigitのようなMacBook Pro向けに設計されたThunderbolt3ドックを買った方が幸せに慣れると思います。値段は倍だけど。