M2 Pro/Max搭載MacBook ProとM2/M2 Proチップ搭載Mac mini

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特にイベントなどもなくプレスリリースのみでM2 Pro/Maxチップが発表になり、これらのチップを搭載した14/16インチMacBook ProMac mini(M2とM2 Pro搭載)が発表になりました。

我が家にはM1 Proの14インチMacBook ProとM1のMac miniがあるので、どちらも揃って旧型になったことになりますが、自分のM1 Proの14インチMacBook Proは長期利用を想定してApple Care+の3年保証をかけてあるので、特に買い換える予定はありません。

14/16インチMacBook ProHDMIが8K60P/4K240P対応になったこと以外はSoC更新によるマイナーバージョンアップ。一方のMac miniは多くのユーザが待ち望んでいたM2 "Pro"搭載モデルが追加されたのがトピックと言えるでしょうか。

M2 Pro/Maxチップは、M1 Pro/Maxと同様の5nmの製造プロセスで、CPUは高効率コアが2コア増えて合計で最大12コアに、GPUは最大19/38コアとなりました。

M1シリーズのSoCはIntelの製造プロセスが足踏みしていた時期にタイミングよく登場してIntelを出し抜いた感じがありますが、今はM1/M2シリーズを製造するTSMCが3nmの製造プロセスをうまく立ち上げられず苦労しており、Intelが追いかける状態。厳しい状態の中、ギリギリまでCPU/GPUコアを増やしてなんとか性能を稼いでいるのがM2シリーズのSoCである、と言って良いでしょう。

M2 Pro/Max搭載機種ではHDMIが8K60P/4K240Pまで対応のものになっています。現行のM1 Pro/Max搭載機種ではHDMIは4K60Pまで、4K120P出力するためにはDIsplayPortでの接続が必須。手頃なモデルもある4K120P対応のテレビで120Hzの表示を体験できない状態だったのが解消されたのはちょっと羨ましい。

M2 Pro搭載のMac mini追加で注目されるのはiMacのモデルチェンジなのではないでしょうか。クリエイター向けのデスクトップPCとしては既にMac Studioが発売されていますが、Intel時代はiMac 27インチモデルが結構人気でした。現行のラインナップではiMac 27インチの需要を拾いきれていない感じもありますので、M2 Pro搭載の高性能なiMac登場に期待したいところです。

また、Intel CPU搭載のMac miniディスコンになり、Intel CPUを搭載する現行機種のMacはついにMac Proだけになりました。Mac ProもM2シリーズ搭載の新機種の発売タイミングが気になるところですが、M2 Ultraのさらに上のチップが発表されるのか、それともM2 Ultraのインタフェースが拡張されたようなモデルになるかが見どころでしょうか。

一方で、為替レートに影響される販売価格は、Mac miniが若干安くなり、14/16インチMacBook Proはちょっと高めのレート(税込みで144円くらい)に設定されているようです。これを見ると、MacBook Proは少し待った方が良い気がしますね。