IKEA×Sonosのスピーカー「SYMFONISK」〜使い勝手や音質について〜

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前回、ホームオーディオに求める要件として、下記を挙げました。

  • 家族全員が使える
  • 使うまでの手順が少ない
  • 機器の操作はなるべく簡単に

最近はめっきり音源をCDで買わなくなってしまい、子供が聴きたいような音源はデジタルデータで購入するようになっていますし、CDは昔から基本的に「吸ったらラックに収納」なので基本的にデジタルデータ化されています。一方で、有料のサブスクリプションサービスには加入しておらず、Amazon Music Prime(名前変わりましたね)だけなので、聴ける曲が制限されます。

この状態でAndroidWindows PCの組み合わせだとすると、両方の端末からネットワーク経由で音楽を再生できる統一的な仕組みが存在しませんが、我が家の場合、妻はiPhone SEを使っていますし、長男もiPad 6th generationを使っており、どちらもAppleバイスのためAirPlayに対応しています。そのためにWiFiに接続されていれば、簡単に音声をSYMFONISKから出力することができます。長男にiPadからの操作方法を教えたところ、早速使いこなしていました。

SYMFONISKには電源スイッチがなく、常に電源が入りっぱなしです。これも使うまでの手間を減らすのに有効です。電源スイッチを操作する必要がないので、手の届くところに設置する必要もなくなり、スピーカーは記事先頭の写真のように、邪魔にならない棚の上に設置しました。

設置当初、低音の特定の音域が強調されるような感じが気になりましたが、SonosアプリからTrueplayチューニングを行うことで改善されました。

チューニングのテスト信号として作業中に結構大きな音が鳴りますが、設置場所などが原因で発生する不快な音をうまくイコライジングしてくれますので、絶対にやった方が良いと思います。

音について言うと、BGMとして流すには悪くないが、しっかりと音楽を聴き込むような用途には物足りないレベル、というのが正直なところではあります。

設置場所の問題も多少はあるかもしれませんが、小型の一体型スピーカーの音というのはどれも大したことがない、というのも現実なので、子供が音楽を大きな音で気軽に聴けたり、BGMを流すためだったり、といった用途には充分。気軽に「音楽のある環境」が作れますので、Appleバイスを中心に使っている場合や、(私は違いますが)Sonosに対応したサブスクリプション系音楽サービスを契約している人には良い製品だと思います。

これをきっかけに、家の中で音楽をある程度の音量で楽しむのが普通になって、もっと良いスピーカーを準備しなければいけないようなことになれば、個人的には嬉しいのですが、どうでしょうか。