川崎の工場夜景スポットはほぼ全て路線バスでたどり着くことができる

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関東の「工場夜景」スポットとして有名な「川崎」。東京湾沿いという立地の関係上、「見下ろす」もしくは「見渡す」ようなアングルになりにくいのですが、都市部の工場夜景スポットならではの特徴が1つあります。

それは「路線バスで行ける」こと。

トップの写真は川崎の工場夜景スポットで最も有名な「千鳥町」付近ですが、写真の通り、目の前に川崎市営バスのバス停「市営埠頭」があって、川崎駅東口のバス停から川04系統「市営埠頭」行きに乗って終点まで乗ればたどり着くことが出来ます。

川崎の工場夜景スポットは埋立地の人工島にあり、いくつかのエリアに分かれます。また、バスの運行会社も川崎市営バス川崎鶴見臨港バスの2社があります。また、扇町はJR鶴見線でもアクセスできます(川崎からバスの方が行くのはラクなんですが)。

エリアとアクセスに使うバス会社をまとめると以下のような感じ。

このうち、川崎市営バスは510円で1日乗車券が利用できるので、複数のスポットをまわるの便利ですが、東扇島および千鳥町以外は川崎鶴見臨港バスの方が便利なことも多い(本数が違ったりする)のが難しいところ。

ただ、複数のスポットをまわる場合には、バスの路線が川崎駅から放射状に延びており、エリア間の移動が難しいので、1回の訪問ではエリアを絞るのが良いと思います(車でまわる場合も島の間に直接橋がかかっているわけではないので遠回りになるのですが)。

純粋に見に行くだけ、とか有名スポットに行って定番構図を撮ってまわりたい、という場合には車で行くのが効率的に良いと思いますが、バスで行ってゆっくり1-2ヶ所撮って帰ってくる、というのも個人的には悪くないと思います。

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ここまで「実際にバスでめぐってみた人」としての実感を書いてきたのですが、実際にどこ行くかを決める場合には、下記のサイトが便利です(細かいところは丸投げとも言う)。

スポットの写真(代表的な構図の写真)とおすすめ度、バス・電車での行き方が書いてあります。

このサイトを参考に行くなら、総合評価が星3つ以上のところにしておいた方が良いと思います。星2つにところは場所が悪い(狭かったり、人気のなく場所の悪い狭い公園など)ので。

上記のサイトの例の写真で被写体が小さいものは大体運河を挟んで対岸の工場群を狙うスポットなので望遠が必要で、近くに写ってるものは目の前にあるので標準ズームで行けます。なお、一般的な一眼カメラの場合は三脚必須です。見に行くのがメインの場合、最新スマホなら画像処理でそれなりに撮れます。

川崎駅からバスで行く場合、海側に向かうバスはすべて東口です。そして、東口はバス停が非常に多いので案内板を確認しましょう。下記のような案内図や路線一覧をありますので、行きたいスポットの情報を見ながらバス停を探してください。なお、上の写真に赤で小さく案内板の位置が書いてあります。わかりにくいですが。

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最後に、行くための手段に関係なく工場夜景に行く場合の注意事項をいくつか書いておきます。

基本的には暗くて人気(ひとけ)のない場所です。これまで治安の悪さを感じたことはありませんが、女性の一人での行動はオススメしません。

トイレは公園などを除き、基本的には近くにはありません。公園のトイレも場所によっては暗くて夜には入りたくない雰囲気だったりします(大きめの公園は大丈夫)。

石油や化学製品を扱うプラントなど、場所によっては結構臭います。臭いに敏感だったり、苦手な臭いがある人にはあまりオススメしません。

あと、運河の近くには港湾施設になっているところがあり、国際法で立入禁止です。パトロールの車が回っていて、立入禁止区域で撮影していると退去を求められ、区域を出るまで監視されます。区域の境目には必ず看板(ただし錆びている)がありますが、わかりにくい場所(バス停がすでに区域の中だったりする)もあるので気をつけてください。

まあ、立入禁止区域の記述が詳しいのは、一回知らずに撮影していて退去を求められたからなんですが、おそらく人が来て注意されても最初は理由がわからないと思いますので、素直に従ってください、という話ですね。

とりあえず、ちょっと気になったら千鳥町(市営埠頭バス停前)に行ってみてください。気になったあなたなら、到着したときに「おー」という感動はきっとありますから。

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