HP mt45 Mobile Thin ClientにWindows 11 Homeをインストール

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秋葉原イオシスで買ってきたシンクライアント、HP mt45 Mobile Thin Clientの話の補足。Windowsのセットアップ時の記録です。

手持ちのWindowsのライセンスに余裕があったのでWindows 11 Homeを入れています。話によると、購入したものはWindows 11 ProだとOEMでライセンス認証が通っちゃったりする、というツイートも見たのですが(試してないので本当かは不明)、セットアップ時は知らなかったのでWindows 11 Homeです。

下記のページを参考にしていますが、OSが違うのでちょっと違うところがあります。

Windows 11のインストールは各自クリーンインストールしていただくとして、ドライバ類をどうしたのか、という話になります。おそらくWindows 11 Proでも差は出ないと思いますので、参考にしてください。

まずはHP mt45 Mobile Thin Clientのユーザーガイドのページから、

「ソフトウェアおよびドライバーのダウンロード」に進み、OSとしてWindows 10を選んで上から順にインストールしていきます。途中にはBIOSのアップデートありますが、それも適用。

その後、AMDのサイトからWindows 10/11用ドライバをダウンロード。

Windows用ドライバをダウンロード」をクリックしてダウンロードできるexeファイルを実行すると、デバイスを勝手に認識してインストールしてくれます。

ただ、これを実施すると再起動やシャットダウンができなくなってしまいました。ちょっとググってみると下記のサイトを発見。

Lenovo製のPCでの現象ですが、このサイトの通りにデバイスマネージャーから「AMD Audio CoProcessor」を無効化したら解決しました。

あとは、トラックパッドのスクロールなどが全然動作しなかったので、これはmt45のベースになっているEliteBook 745 G6のサポートサイトから「ソフトウェアおよびドライバーのダウンロード」に進み、Windows 11用の「Synapticsマウスドライバー」をインストールしたら解決しました。

他にもmt45のWindow 10用のドライバよりも新しくて互換性のあるドライバがあるのかもしれませんが、とりあえずはこれで問題なく動作しています。BIOS以外はEliteBook 745 G6のWindows 11向けのドライバを入れれば良いかもしれませんね。

HP mt45 Mobile Thin Clientを買った

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自分は使ったことがないのであまり詳しくないんですが、ビジネス向けPCの中には「シンクライアント」いう分野のモデルがあります。業務上重要なデータを手元に置かないようにするためにリモートデスクトップの技術を使っているものが多いようなんですが、これが中古PC屋さんに安く出回ることがあります。

で、これらの「シンクライアント」の中には「中身は普通のPC」というのが結構あり、OSを入れ替えたりして遊べるわけです。

ちょっと気になっていたところに秋葉原イオシスにHP製のノート型のモデルが100台単位で入荷した、というツイートを見かけたので買ってきました。

買ってきたのはHP mt45 Mobile Thin Clientという2019~2020年頃に販売されていたモデルで、ざっくり下記のようなスペック。

  • CPU:AMD Ryzen 3 PRO 3300U
  • メモリ:DDR4-2400MHz 8GB(4GBx2枚)
  • SSD:M.2 128GB
  • ディスプレイ:14インチフルHD
  • 重さ:1.53kg

販売価格はACアダプタ付属、保証なしで2万円。エルミタージュ秋葉原で記事になってますね。

同じモデルの他の店の販売価格を調べるとちょっと高めな印象も受けましたが、外装こそ輸送時などに若干雑に扱われた印象があるものの、キーボードは手垢などの汚れなし、出荷後電源投入もされていないと思われる未使用品。

このHP mt45 Mobile Thin Clientですが、ベースとなったのはHP EliteBook 745 G6というモデルのようです。HPのビジネス向けノートPCのラインナップは下からhpシリーズ、ProBook、EliteBookなので、筐体としては最上位モデルと同等のものが使用されています。ロゴもプレミアムロゴです。

高機能・高性能なCPUなどを搭載することを想定した設計のためか、重量はちょっと重めの1.53kg。個人的には1.3kgを切ると軽く感じるんですが、これはちょっと重いですね。

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同じモデルが日本国内では販売されていたのかはわかりませんが、キーボードはちゃんと日本語。エンターキー周りのキーが大きすぎますが、これは英語キーボードだと右に一列あるのを潰した結果のよう。

入力デバイスは一般的なトラックパッドだけでなく、ThinkPadトラックポイントのようなスティック型のポインティングデバイスも搭載しています。トラックパッドWindowsで適切なドライバを入れた状態では非常にスムーズに動作、使いやすいです。こういうところはベースモデルの価格帯が反映されています。

あと、どう使うのか知りませんが、なぜかスマートカードスロットが付いてます。社員証かなんかで認証するんですかね。

CPUはZen+アーキテクチャのRyzen3で4コア4スレッド、ThinkPad E495と同世代の下位モデルになります。ブラウザでWebを見るといった作業なら快適にこなせるスペック。

HDMI端子は2.0対応で、4K60Pで出力できます。ただ、CPUのスペック的には4K60Pでの動画再生はちょっと厳しそうに見えます。

USB-C端子は付いていて充電もできますが、AMDなのでThunderboltには非対応。USB-Cからの映像出力は4K60PとUSB3.0が排他(BIOS画面で設定変更)になる仕様です。USB-Cで充電が出来るので、ピンタイプの専用ACアダプタも付いてきましたが、これは普段は使うことはないですね。

ディスプレイはノングレア、IPS方式の14インチフルHD。液晶パネルの品位はビジネス向けと考えると良い方だと思います。

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使い道ですが、余っていたメモリとSSDに交換し、メモリは12GB(8GB+4GB)、SSDはMVMeの512GBにして、OSもライセンスが余っていたWindows 11 Home(本体に通常のWindowsOEMライセンスは紐づけられていないので別途ライセンスが必要です)をインストールして、家の中でちょっと使えるノートPCとしてセットアップしました。

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そういう用途のノートPCとしてThinkPad E495があったんですけど、今は長男がほぼ専有していて、そうなると10年もののThinkPad X220か、SoCが遅いASUS Chromebook Detachable CM3あたりになってしまうので、さすがに使ってて辛かった。

このHP mt45 Mobile Thin Clientは画面解像度も必要十分で、キーボードやポインティングデバイスの使いやすいし、メモリとストレージを強化して性能面でも問題ないので、結構満足しています。筐体がEliteBookベースなので、「なんちゃってThinkPad 」のThinkPad E495より正直言って使いやすい。

このブログ記事を書くのにも非常に快適で、良い買い物でした。

Amazonプライムデー2023と先行セールで買ったもの(ネットワーク編)

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Amazonプライムデー2023で買ったもの、続き。今回はネットワークデバイス編。

我が家のインターネット回線は、賃貸のマンション内がVDSLなので結局速度は80-90Mbpsくらいに制限されてしまうのですが、家の中は複数台のPCがあることもあり、ギガビットイーサ(1Gbps)でも性能面で物足りなさを感じることがありました。

MadでもデスクトップPCでも、性能が必要なストレージこそSSD化しているものの、バックアップ先は大抵HDDのままなので、10Gbpsは不要。10Gbpsは高いし熱いし、デスクトップPC側のインタフェースもPCI x4などが必要。AMDのA/Bシリーズのチップセットでは厳しい。

ということで、現実解としてUSB3.0やPCIe x1の規格の範囲に収まって、HDDで複数台転送すればギガビットイーサに対してメリットのある2.5Gbpsのネットワークを導入したいと思っていました。

どうしようかと悩んでいたところ、ちょうどプライムデーセールでPlanexの8ポートタイプが12000円を切っていたので購入。結構コンパクトでちょっと放熱が厳しいようですが、机の下のPCなどの熱源から離れた場所に設置するので大丈夫でしょう。これまで使っていたBUFFALOのギガビットのスイッチは電源内蔵でしたが、このPlanexの2.5GbpsのスイッチはACアダプタでした。

スイッチだけ買っても仕方がないので、PCのLANインタフェース側はとりあえず2つ(PCIeとUSBを1個ずつ)買ってみました。

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HDD1台同士のデータ転送だと100MB/sくらいしか出ないので、ギガビットイーサでも足りるのですが、複数台のHDDでデータをコピーし合う状態だと差が出ますね。購入したのはとりあえずWindows PCに繋いだのですが、MacBook Proに付ければ写真のバックアップも速くなるかなぁ。Mac miniも速くしたいのであと2つくらいは追加で買うか。

なお、自分が買ったのはPlanexのスイッチなのですが、アイ・オー・データにもOEM提供されているらしく、こちらの方が普段は安いです。こっちを買うつもりだったんですけどね。

前回と今回で紹介したもの以外でプライムデーセールで買ったのはお米くらいなので、紹介はこれで終わりです。

Amazonプライムデー2023と先行セールで買ったもの(ストレージ編)

先行セールを合わせると7/9〜7/12まで、Amazonプライムデー2023が開催されていました。

そんなにたくさん買ってませんが、デジタルガジェット系で買ったものを紹介していきます。まずはストレージ系。

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ついこの前SamsungSATA 4TBのSSD(写真右)を買ったばかりなんですが、また買いました。

このMX500 4TB、なんと17000円だったんですよ。「値段間違えみたいに安いから買っちゃえ」と思って注文したらそのまま届きました。

Samsung 870 EVOは一回macOS上でフォーマットが壊れてデータが吹き飛ぶ事故が発生しまして、バックアップから書き戻して復帰はしたんですが、ちょっと怖いなぁ、ということで入れ替え。写真撮影後のデータの最初の取り込み先のストレージになっています。

Samsungの方もそのまま使わなくなるわけじゃないんですが、SamsungよりはCrucialの方が好きなので、Crucialを重要な用途に。

性能面ではUSB 3.2 Gen2のケースを使ってもインタフェースがSATAなので、SamsungだろうがCrucialだろうがそこが上限になります。UHS-IIのSDカードから読み込む分には、Crucialも特に速度低下などが気になることはないです。

お次はこちら。

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α7IVの場合CFexpres Type Aカードを買うと基本的に「無限連写」が出来るっぽいのですが、その性能が必要になる回数に対してお値段が高すぎるので、妥協してコスパ重視。α7IVにはPrograde DigitalのGOLD 256GBを2枚挿してあります。

今回購入したのも規格上はProgade Digital GOLDと同じUHS-II V60なんですけど、このNextorageの方が最大書き込み速度が速いようです。試しに連写してみましたけど、確かにPrograde Digitalよりもバッファが切れたあとの連写速度は速い気です。

購入したのは1枚だけなので、写真を優先して書き込む方のスロットのメモリカードを交換。抜いたカードはα6600へ。α6600はUHS-Iにしか対応してないので書き込み速度への恩恵はありませんが、PCへの取り込みが速くなるはずです。

サブのデスクトップPCのCPUを交換する

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元は、メインのデスクトップPCのCPUをRyzen5 2600からRyzen5 5600に交換したので、余ったRyzen5 2600を使って1台作ろう、という話だったんですが、そうやって作ったRyzen5 2600のサブのデスクトップPCのCPUも結局は交換してしまうのであります。

ただ、言い訳はあって、このPCってマザーボードにPCIeが3本あって、それが全部空きなく並んでるので、PCIeのx1スロット2本両方にカードを挿そうと思うと、ビデオカードは1スロットしか専有しないのしか挿せないんです。

手元にたまたま古い1スロットのビデオカードがあったので、それを活用して作ったんですが、壊れないか不安だし、買い替えるときは選択肢があるか怪しい。そして、GPU内蔵のRyzen5 5600Gの価格がググっと下がった。。。

それなら5600Gに交換して外部のビデオカードが不要な状況にしておこう、と思ったわけです。

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CPUクーラーも今回は付属品ではなくAK400を買ってきまして早速交換、、、したのですが、今気づきましたがこれクーラーの付ける方向逆ですね。ヒートシンク部分を外すのは面倒なのでファンだけ外して反対側につけ直しましょう。

これを書いているときはこのPCの電源を落とせない状況なので、時間のあるときに。

あと、このPCは基本的にはリモート操作なんですが、外出中にディスプレイの電源が落ちているとWindows OSが画面の解像度をちゃんと認識できないのか、まともに使えません。

なので、こんなのを買ってみました。

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EDIDターミネータというヤツで、これを挿すとPCはモニターが繋がってると勘違いして、解像度を固定できるので正しく動く、というわけです。

今回のようにCPUを交換してUEFI BIOSの設定とか変えてるときは抜いて通常のモニターを繋がないとダメですが、それ以外の状況では想定通りに動いてくれています。

このサブのデスクトップPCですが、メモリも32GB積んであるし、電源は常に入れっぱなしだし、性能もそれなりに高くて余裕があるので、もうちょっと他の活用法を考えたいなぁ。

モバイルモニターを買ってみたかったので買ってみた

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旅行はそんなに行かないし、旅行に行くときにパソコンは基本的に持って行かない、仕事も基本的にはオフィスに場所が固定されたデスクで作業するので、モバイルモニターって必要ないんです。

でも、買ってみたかったので買ってみました。たまたま安かったし。

購入したのは15.6インチのフルHD解像度、IPS方式のパネルのもの。

製品ページの輝度400nitってのはかなり嘘くさくて、実際は「IPSだけど結構安物のノートPCに付いてるパネル」っていう印象です。

これを書いている時点での販売価格は12600円くらいですが、インタフェースは結構充実。USB-Cが付いていて、USB-Cハブの機能も内蔵しているので結構高機能で、下のようなこともできます。

  • M1 Mac miniのThunderbolt4端子に繋ぐときはUSB-Cケーブル1本で接続
  • 充電用端子にUSB PD対応の電源を接続しておくとNintendo Switchとケーブル1本で接続できる

スピーカーも内蔵しているので、Nintendo Swtichのモニターとして使うには結構便利ですね。M1 Mac miniをちょっと使いたいときにもケーブルが少なく澄んで良いです。

まあ、普段は使い道が全くないですけど。

購入価格は約9000円だったので、特に不満はありません。

hp Victus 16(インテル、i7-12700H、RTX 3060 Laptopモデル)

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4月の頭に注文したhpのゲーミングノートPCですが、4月中には届いていました。

購入したのはIntel製CPU搭載のhpのVictus 16というモデルで、スペックはこんな感じ。

CPU・GPUともに後継モデルが発表済なものの、購入時の価格が11万円台だったことを考えるとかなりお買い得。13万円台の価格にはなりますが、まだ売ってます。

PCメーカー各社は、最近はゲーミングPCに2つブランドを持ってることが多くて、hpは上位がOMENで、Victusは下位のブランドということになります。質感などは劣りますが、過度な装飾はなくシンプルで、普段使いし易いデザインでもあります。

購入用途としては、注文時にも書いた通り、家の中用の自分用WindowsノートPCです。子供にThinkPad E495を取られたので、その代わり。そう考えると、実はモバイルノートPC買った方が使い出があったんじゃないか、と思ったりもしますが。

キーボードについて。テンキー付きです。キータッチは悪くないのですが、ENTERキー周りが少し狭くなっているのと、スペースキーがセンターから少し左にずれているのは気になりますが、このPCをメインで使い続ければ慣れる範囲かもしれません。この記事を書いてたら慣れてきました。

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ACアダプタはミドルクラスのゲーミングノートPCに恥じない大型のものがついてます。200Wで専用のピン型のコネクタです。最近はUSB PD EPRという規格があって240Wまで給電できますが、コスパ重視のゲーミングノートPCは非対応。

インタフェース類は左側に電源、有線LAN(ギガビット)、HDMI、USB、USB-C、右側にUSBが2つ、となっています。右側にポートが少ない分排熱用の排気口があるのですが、右利きの人にとっては温かい風がマウスに当たるような配置なのが残念。

液晶は16.1インチのIPS、144Hz対応のフルHDパネルなのですが、色味は結構黄色い感じでお世辞にも綺麗とは言えません。色域もかなり狭いようなので、ハイフレームレートの表示に特化した感じでしょうか。

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購入時にはプレゼントでHyperXのマウスプレゼントをやっていました。+2000円で無線タイプに変更することができたので、迷わず無線タイプを選択。

まあ、可もなく不可もなく、といった感じ。

保証的にどういう扱いになるかはわかりませんが、裏蓋を開けるとSSDとメモリは交換・増設が可能です。SSDはNVMeスロットが2つ。512GBはGen 4x4のNVMeスロットについていて、その反対側にGen 3x4のNVMeスロットが空いています。メモリは8GBx2で16GBで交換する形になります。

SSDは当初から付いているものが容量的にも性能的にも中途半端だったのでPS5に挿していた1TBに交換し、作成しておいたリカバリUSBメモリからリカバリして復帰。結構快適になった気がします。空いていたGen 3x4には余っていたWD SN550 1TBを挿しました。

このまま行くとメモリも増設ですかね。32GBまで対応、となっているので素直に16GBx2を購入しようかな、と思っています。

初期状態だとSSDの性能などの面でCPU/GPUの性能を使いこなせない印象はありますが、セールで安く入手できれば、改造のベースだと思うと楽しめるノートPCなのではないかと思います。