中華イヤホンメーカーKZのイヤホン、3つ目。
今回のEDXというモデルはなんと購入価格700円(中国からの送料込)!
前回のKZ DQ6購入時に「AmazonからじゃなくてAliExpressで買えば差額で買えるな」くらいの感覚でカートに入れたものだったりします。
700円ともなるとさすがに中華メーカーといえどマルチドライバとはならず、ダイナミックドライバ1発です。調べてみると10mmのものが1個付いているとのこと。
イヤーピースについては、価格の近いDQ6ではなく、ZAXと付属していたものと同じもの(に見える)が付いていました。このタイプは長さもあって装着しやすかったので、そのまま使っています。
6000円のZAXと、2200円のDQ6を比較してみると、2200円の方が音が好みだった、というのが前回の結論ですが、今回の700円はさすがに安いイヤホンにありがちな特徴が出てきました。
低音がかなりシャリつきます。サ行やシンバルの音などは耳にも若干刺さるし、クリアさがない。普通に量販店で購入できるイヤホンで数千円のものと10000円以上のもので感じる差、ですね。
一方で、中音以下は割と良い音で、低音もこもっておらず、ある程度量感があり、高音部を許容すれば割と良い感じに聞けます。ダイナミックドライバはZAXやDQ6の低音部を担うものと同じタイプなのでしょうか。
「700円のイヤホンってどんなクオリティなんだ?」という好奇心から購入したのですが、この価格でケーブル交換式のイヤーモニタータイプのイヤホンが購入できるのはすごいし、音も「思ったよりいいじゃん」って感じではあるのですが、これ、Amazonで買うと1500円になってしまうんですよねぇ。この価格になると、イヤホンの5000円以上払うことにあまり抵抗がない人にとってはコスパの点では微妙かなぁ。。。
じゃあ、ってことでAliExpressで買って安上がりにして、配送期間その他のリスクを負うのもあまりオススメはできません。
とりあえず、先に買ったZAXとDQ6はまだ飽きていないので、中華イヤホン全体に対する否定的な意見はないのですが、せっかく中華イヤホンに挑戦してみるなら、KZ DQ6の3000円くらいは出してみた方が幸せになれるんじゃないかと思いました。
中華イヤホンレビューはこれでおしまいです。